【TOEICのスコアに直結】シャドーイングの勉強法紹介|リスニング力上がります

リスニングが苦手でTOEICスコアが上がらない
シャドーイングでTOEICリスニングスコアを上げたい!
こんなお悩みにお答えしていきます!
✔本記事の内容
・TOEICでのリスニング力を上げるシャドーイングとは
・シャドーイングによるTOEICへの成果
・シャドーイングのやり方
✔この記事の信頼性
この記事を書いている”英語のチキン(@chicken_Eng)”は、TOEIC初受験で850点を取りました。そして、それを武器に大学院試験を受け、理系最高峰の東京工業大学に見事合格しました。 TOEICは大きな武器になることを知ってもらいたく情報発信を行っています。
実際に、私もTOEICの勉強をしていく中で、リスニングが伸び悩みました。 しかし、シャドーイングを勉強の中に取り入れることでリスニング力を上げることができました!
この記事を読み実践することで、シャドーイングのやり方をマスターし、TOEICスコアを上げることができます
目次
TOEICの点を上げる勉強法 シャドーイングとは
そもそもシャドーイングとは何なのかについて知らなければ、TOEICの勉強の中に取り入れにくいと思います。 なので、ここではシャドーイングが何か? どんな効果があるか?など押さえておきます
そもそもシャドーイングってなに?
『シャドーイング』とは英語を聞きながら、それを真似して発音する英語の学習方法です。 これは、リピートとは違います。 リピートは、英文を全部聞き終えてから繰り返しますが、『シャドーイング』は聞こえてくる英文の後ろを追いかけていきます。
なんでシャドーイングなんて不気味な名前になったかというと、英文の後ろを追いかけて発音する様子がまるで ”影” のようであるためです
ここで使う技能としては、英語を聞く能力と発音する能力です。 やっていることはシンプルですが難易度は高いです。 同時通訳者がトレーニングとして行う英語学習法ともいわれています。
しかし、シャドーイングを行うことで効率よく・確実にTOEICスコアへつなげることができます
シャドーイングをすることによるTOEICでの効果
シャドーイングを行うことでどんな効果があるのでしょうか?
シャドーイングを行うことによる効果をまとめると以下の4個になります
✔シャドーイングを行うことによる効果
①リスニング力が向上する
②英語を処理する速さが上がる
③正しい発音が分かる
④スピーキング力が向上する
順番に説明していきます
|①リスニング力が向上する|
シャドーイングを行うことで最も期待できる効果が、リスニング力の向上です。これがTOEICのスコアへと直結します。
日本人の多くがなぜリスニングを苦手とするかというと、カタカナで英語を聞いているからです
例:What is your name?
→ワッチャ ネーム?
日本人はネイティブ独特のイントネーションやリズム、速さ、単語の繋がりを聞くのが苦手なために、リスニングで何を言っているか分からなくなるのです。
もし、リスニングの内容が文で書かれていたら分かりますよね? しかし、ネイティブの発音が日本式とは大きく異なるため、耳がいつも迷子になってしまいます
そこで、やるべきがシャドーイングです。 シャドーイングでは、ネイティブが発音する英語をそのまま発音しますので、イントネーションやリズム、速さ、単語の繋がりに意識を向けることができ、リスニング力が向上します。
このように、シャドーイングをすることでTOEICの半分を占めているリスニングパートの対策ができます。
また、日本人が陥りがちな英語が聞こえないという問題解決のために書かれた本があるので載せておきますので、見てみてください。私はこの本に取り組むことで、カタカナ英語をネイティブ英語へと近づけることができました。
【音声ダウンロード付き】改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる
|②英語を処理する速さが上がる|
シャドーイングは英語を処理する速さが上がります。
なぜなら、ネイティブスピーカーの速さに対応して 英語を聞く→口に出す という作業をする必要性があるからです。
シャドーイングを行い、英語の処理速度を上げることで、これまでは速過ぎて聞けないと思っていたTOEICなどのネイティブの英語を聞けるようになります。
英語を処理する速さがあがれば、TOEICリスニングも聞けるようになります。それと同時に、リーディングパートの対策へとつながります。
シャドーイングをすることで、リスニングパートだけでなくリーディングパートのTOEICスコアを上げることに繋がります。
|③正しい発音が分かる|
シャドーイングをすることで、正しい発音が分かるようになります。
今までそこまで気にして聞いたことの無い方が多いかもしれませんが、vet と bed とbetの聞き分けできますか?
それぞれ聞いてみると、若干違いがあることが分かると思います。
その若干の違いを、シャドーイングをすることで学ぶことができます。なぜなら、細かい発音まで気を付ける必要があるためです。
子音を正しく聞けるようにすると、リスニングも正しく聞けるようになります。 その結果、点数がグッと伸びます。
このように、シャドーイングによって正しい発音が分かるようになります
|④スピーキング力が向上する|
シャドーイングによりスピーキング力も向上できます。
なぜなら、聞こえる音声により耳を向けることに繋がり、そこでネイティブの独特な言い回しや表現を学ぶことができます。また、英語を処理する速度も上がるため、自然とそのフレーズを口に出して言えるようになります。
英会話をしたことのある方なら、分かるかもしれないんですが、前に相手が使っていたフレーズがぽろっと口から出るような経験があると思います。
それを、シャドーイングにより練習することができます。これは、主に TOEIC S&Wに活きますね。
このように、シャドーイングによりスピーキング力も向上させることができます。
では、次にシャドーイングの具体的なやり方について話していきます
TOEICに活かせるシャドーイングのやり方
シャドーイングのやり方についてです。
まずシャドーイングに使う文章は、すべての単語の意味や文章構造が、理解できるものにしましょう。よく分からない文章をシャドーイングするのは意味がなくなってしまいます。
そして、シャドーイングのやり方は 大きく分けて4ステップです。
✔シャドーイングのやり方
①スクリプトは見ずに音源を3回くらい聞いてみます
→この部分が何言ってるか聞こえない! というのを明確にしておきましょう
②スクリプトを確認します。 分からなかった部分にペンで線を引いておきます
→スクリプトを見てみると、意外と簡単な単語と文章構造でできていることが分かると思います。 あとで復習がしやすいように、線を引いておきます。
③スクリプトを見ながら、音源を聞きます(5回くらい)
→スクリプトを見ながら音源を聞くことで、発音の強弱はありますがしっかり発音されていることが分かります。 また、ここで本文を暗記してしまうくらいで取り組みます。
④音源を聞いて、追っかけながら、聞こえた英語を口に出します(10回くらい)
→いよいよシャドーイングに取り組んでいきます。 初めは口がネイティブのスピードについていけないので、変則可能なら0.8倍くらいで始めてみましょう。 徐々に、ネイティブのスピードについて行けるようになり、10回もやれば同じスピードでシャドーイングができるようになります。
シャドーイングの時に、自分の声で音声が聞こえないという事態になることがありますので、イヤホンを使うか、小さな声でやればOKです。
どれくらい遅らせて発音すれば良いかというと、できるだけ遅らせずにやることを心がければ良いです。 ただ、1センテンス遅らせるなど、遅らせすぎるとあまり意味がなくなってしまうので、下の例が目安です。
例
音源:The story I enjoyed yesterday was fantastic.
自分: The story I enjoyed yesterday was fantastic.
大体1単語分くらいです
こんな風に最初は丁寧に、シャドーイングを行っていきます。 このトレーニングを、公式問題集一冊分くらいやれば、800点を越えられるリスニング力を身に付けることができます。(大体の問題は割と鮮明に何言ってるか分かるレベル)
慣れてくれば、③から始めることができるようになります。
極めれば初見の英文でも、シャドーイングできるようになります。
シャドーイング初心者の方は以上で紹介した流れでシャドーイングを行っていただければ。自分の成長がめちゃくちゃ感じられるようになります。
シャドーイングのコツ
シャドーイングを実際にやった方なら分かると思います。
『めっちゃ難しい』
しかし、シャドーイングのコツを理解しておくことで上手くできるようになり、シャドーイングの効果を最大化できますので、ここでは3つ紹介させていただきます。
✔シャドーイングのコツ
●教材レベルを調整する
シャドーイングに使う参考書のレベルが自分に合わないと、シャドーイングの効果が出にくくなってしまいます。
→知らない単語が10%くらい含まれている文章。 目で見ても構造が分かりにくいと感じる文章は避けましょう。
●自分の知っている分野の文章にする
シャドーイングに使う文章は自分がある程度精通しているものを使うとgoodです。
私の場合だと大学の専攻が工学なので、テクノロジー分野などの文章を選んでシャドーイングしています。
精通した分野を選ぶことで、興味が湧きますし、将来にもつなげやすいです!
●文章の途中で辞めない
シャドーイングをするときは、途中で何を言っているか分からなくても取り敢えず最後までやり抜きましょう!
これは何故かというと、本番に活きるからです。
TOEICなどリスニングの試験中に何を言っているか分からない部分があって、それ以降頭が真っ白になった経験はないですか? 私はあります。
しかし、途中で分からない単語や表現があっても、取り敢えずは最後までやり抜くことが大切です。
シャドーイングというのは、本番のテストのための手段です。 是非、本番に活かせる形で練習をしていきましょう!
シャドーイングにおすすめな参考書・アプリ
以上でシャドーイングのやり方などを紹介してきたので、ここではシャドーイングをするのにおすすめな参考書・アプリをご紹介いたします。
参考書ごとに難易度を掲載しているので、自分に合ったものを使ってみてください
●『キクタン リーディング【Basic】4000語レベル 』
難易度:TOEIC400点~650点 / 高校レベルの英語は大体分かるくらい
POINT
・アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア人の音声が聴ける
・文法解説がついているので、文法に不安があっても安心できる
・長文は2分で読めるくらいなので長さがちょうど良い
●『キクタン リーディング【Advanced】6000語レベル キクタンシリーズ』
難易度:TOEIC650点~850点 /中堅私立大学レベルの英語は完全に分かるくらい
POINT
・アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア人の音声が聴ける
・文法解説がついているので、文法に不安があっても安心できる
・長文は2分で読めるくらいなので長さがちょうど良い
・文章の難易度もTOEICで出題されるくらいなのでちょうど良い
●『キクタン リーディング【Super】12000語レベル 』
難易度:TOEIC900点~ / 旧帝大レベルの英語が分かるくらい
POINT
・アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア人の音声が聴ける
・文法解説がついているので、文法に不安があっても安心できる
・長文は2分で読めるくらいなので長さがちょうど良い
・この3冊の中だと、圧倒的に難しくTOEIC900点台の人でも難しいと感じるレベルです。 単語も専門的なものが多いです。
●『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7』
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
難易度:TOEIC600~900 / TOEIC受験者全般
POINT
・TOEIC公式が出しているものなので、試験対策にもなる
・文章の難易度がちょうど良いものが多く、取り組みやすい
・たまに難しいものもあるので、根気よく学習しましょう
TOEICスコアを上げるためには、公式問題集でやるのが一番おすすめです。 私はTOEICを受ける前に、公式問題集を5周くらいはシャドーイングをしていました。すると、本番でも結構英語が聞けるようになっていました。
まとめ

今回はシャドーイングのやり方についてご紹介させていただきました。
やり方が分かったら、さっそく取り組んでいきましょう!
それでは良いEnglish Lifeをお過ごしください
今回は以上です。
また、TOEICの学習方法について書かれた記事があるので、載せておきます。
是非、この記事で話したシャドーイングの方法をTOEIC学習に活かしてください。
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大手企業での就職や転職、旧帝大大学院へ進むことを考えている方は持っておきたい得点です。
就職や試験で、英語を自分の強みとして周囲と差をつけたい方向けです。
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